
EDとは
EDとは、Erectile Dysfunctionの略のことで勃起不全のことです。男性の性機能障害(Sexual Dysfunction; SD)の一種であり、陰茎の勃起の発現あるいは維持ができないため、満足に性交の行えない状態をいいます。また、日本性機能学会の定義によれば、通常性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態とされます。勃起困難、硬度不足などのほか、勃起の維持も診断の基準となっており、性交の途中であるにも拘らず性交渉の完了まで充分な勃起を維持できない症状、いわゆる「中折れ」もEDです。EDに悩む人は、加齢に伴い増加傾向にあります。
器質性のEDは50代以上に多く見られますが、機能性(心因性)のものは若年層にも多く見られます。
分 類
機能性(心因性)勃起障害
解剖学的に勃起機能に異常は無いが、何らかの心理的要因などにより満足な勃起ができない状態。
器質性勃起障害
勃起に関わる各神経、組織、血管系(血管性勃起障害、具体的には海綿体にまつわる動脈・静脈の狭窄、閉塞、またはその為の筋肉の弛緩異常)、或いは陰茎自体の異常(陰茎性)などの解剖学的な問題、もしくは内分泌障害によって満足な勃起を得られない状態。
混合性勃起障害
機能性勃起障害、器質性勃起障害が混在している状態。
薬剤性勃起障害
一部の薬剤の副作用として勃起障害が見られる場合があります。循環器系薬剤(アドレナリン作用薬等)、一部の抗うつ薬または向精神薬等(抗コリン作用他)のほか、なんらかの形でテストステロンを抑制する薬剤、または一部のホルモン剤や高プロラクチン血症も勃起障害を起こし得ます。
危険因子
罹患率は年齢に比例して上昇し、明らかな外傷などによるもの以外の原因としては高血圧、動脈硬化、男性更年期障害、ビタミンD欠乏が考えられています。その他、糖尿病、心疾患、末梢血管障害、多発性硬化症、うつ病、腎機能障害などの慢性疾患が原因となる場合や、タバコの影響も懸念されます。またアルコールは短期的な影響だけではなく、量が過ぎれば長期的に勃起に悪影響を及ぼす虞があります。すなわち、概して生活習慣病(成人病)の予防はED対策に効果的であるといえます。
また、心因性のものとしては精神的なストレス、性に対する誤った教育環境、失業などによるストレス、性行為に対する自信喪失、特に新婚初夜での性行為の失敗が原因となる新婚勃起障害などがあげられます。
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ま と め
ED治療でもっとも一般的なのが、ED治療薬の服用です。 ED治療薬の服用により陰茎への血流を増加させEDを改善します。 ED治療薬の服用により何度か勃起をすることで、血液の流入が繰り返えされ徐々に血流量が増え、ED症状の改善につながります。 器質性EDは重度の症状の場合があるので、効き目の強いED治療薬が使用されます。
ED治療は保険適用外の
ため全額自己負担
EDは、命に関わる病気ではないという理由から保険は適用にならず、治療費は全額自己負担となります。
当クリニックでは、ジェネリック医薬品から正規治療薬まで取り扱っているので、費用面で気になる点がありましたらお気軽にご相談ください。