尖圭コンジローマとは?早期発見・治療の重要性と当院での対応

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こんな症状、思い当たりませんか?
「性器にイボのようなものができている」「かゆみや違和感があるけれど、受診しにくい…」——そんなお悩みを抱えていませんか?恥ずかしさから受診が遅れがちな尖圭コンジローマですが、早期発見・早期治療が非常に重要です。
尖圭コンジローマとは?原因と感染経路
尖圭コンジローマは、主にHPV6型・11型といった「低リスク型HPV」により性器や肛門周囲に発症する良性のイボ状病変です。性交渉(膣・肛門・口腔)により、皮膚や粘膜の接触を通じて感染します。潜伏期間は1〜6か月と長く、感染に気づかないこともあります。
どんな症状があるの?
- 小さなイボやカリフラワー状の隆起
- かゆみ、違和感、湿潤感
- パートナーにイボを指摘されて気づくことも
- 無症状でも見た目の変化により精神的ストレスを感じることがあります
診断と検査について
診断は視診によってつくことが多く、拡大鏡を用いた詳細な観察を行います。必要に応じて組織検査も実施します。当院ではプライバシーに配慮した個室環境で診察いたします。
治療法について
尖圭コンジローマはウイルス感染による疾患のため、根本的なウイルスの排除は困難ですが、病変を除去することで症状の改善と再発予防が可能です。
- 外用療法(ベセルナクリーム):週数回の塗布により免疫反応を促進し病変を縮小・消失させます
- 外科的治療:液体窒素や電気焼灼によってイボを物理的に除去します
- 再発例への対応:治療後も数か月間の経過観察が必要です
当院での対応
- 泌尿器科専門医による視診・診断
- プライバシーに配慮した個室対応
- 保険適用でのベセルナクリーム処方
- 外用治療後の継続フォローアップ
- 必要に応じて皮膚科的処置と連携
- ※レーザー治療や広範囲の切除は未対応のため、専門機関をご紹介いたします
パートナーへの配慮と再発予防
- パートナーも一緒に検査・治療を受けることが大切です
- コンドームの使用(感染リスクを完全には防げません)
- HPVワクチン接種(子宮頸がん予防としても有効)
- 泌尿器科・婦人科での定期的な検診
まとめ:気になる症状があれば早めの受診を
- 尖圭コンジローマは比較的よく見られる性感染症であり、早期発見・早期治療が重要です
- 見た目の変化や違和感に気づいたら、恥ずかしがらずに医療機関へ相談を
- 中目黒ブロッサムクリニックでは、患者さまの気持ちに寄り添った丁寧な診療を行っています
