淋菌性尿道炎の治療について解説

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突然の違和感、放置していませんか?

「尿道がヒリヒリする」「排尿時に痛みを感じる」「膿が出ている気がする」——これらの症状は淋菌性尿道炎のサインかもしれません。性感染症の一つである淋菌性尿道炎は、適切な治療を受けないと重篤な合併症を招く可能性があります。早期発見と確実な治療が重要です。

淋菌性尿道炎とは?原因と感染経路

淋菌性尿道炎は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌による感染症で、主に性行為を介して感染します。男性では尿道に炎症が起き、排尿時の痛みや膿の排出が特徴的です。女性も感染しますが、症状が軽いことも多く、感染の拡大につながるリスクがあります。

主な症状

  1. 排尿時の痛み(排尿痛)
    尿道の炎症により、排尿時にヒリヒリとした痛みを感じます。
  2. 膿様分泌物
    尿道から黄色〜緑色の膿が出ることがあります。
  3. 尿道のかゆみや違和感
    不快感を伴うこともあります。
  4. 発熱や倦怠感(重症例の場合)

診断方法

淋菌性尿道炎の診断は、問診と身体診察に加え、以下の検査で確定します。

  • 尿道分泌物の顕微鏡検査:淋菌を直接確認。
  • 尿検査:高感度で迅速に淋菌のDNAを検出。
  • 培養検査:抗菌薬感受性を調べるために重要。

治療の基本方針

淋菌性尿道炎は細菌感染症のため、抗菌薬による治療が必須です。厚生労働省の性感染症治療ガイドラインに基づき、現在推奨されている治療法は以下の通りです。

  1. 抗菌薬の選択
    • セフトリアキソン(点滴) 第一選択薬であり、淋菌に対して高い効果を示します。
    • アジスロマイシン(内服) クラミジア合併感染の可能性を考慮し、併用されることがあります。

    ※淋菌は抗菌薬に対する耐性が強く、定期的に治療ガイドラインの改訂があります。最新情報に基づき適切な薬剤を選択することが重要です。

  2. 服薬指導と生活指導
    • 治療期間中は性行為を控えること。
    • パートナーも検査・治療を受けることが必須。
    • 完治確認のため、治療後の再検査を推奨。

当院での対応

中目黒ブロッサムクリニックでは、泌尿器科専門医が迅速に診断・治療を行い、感染症の拡大防止に努めています。尿検査や培養検査を当日実施可能で、患者様のプライバシーを尊重した丁寧な対応を心掛けております。パートナーへの対応も含め、安心してご相談ください。

まとめ:早期治療が健康を守るカギ

  • 淋菌性尿道炎は早期発見・適切な抗菌薬治療により完治可能な疾患です。
  • 症状に気づいたら放置せず、速やかに専門医を受診しましょう。
  • 当院では最新の診断技術とガイドラインに準拠した治療で、患者様の安心を支えます。

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