性感染症は誰でもかかる可能性があります。泌尿器科でできる検査と相談の流れ

性感染症はなぜ「気づきにくい」のか
「自分には関係ないと思っていた」
「特定の人がかかる病気では?」
このようなイメージを持っている方は少なくありません。しかし実際の診療現場では、年齢や性別、ライフスタイルを問わず、さまざまな方が性感染症の相談で受診されています。
性感染症の多くは、初期には症状が軽い、あるいはほとんど出ないことがあります。クラミジアや梅毒などはその代表例で、症状があっても一時的に治まることがあるため、「様子を見ているうちに受診のタイミングを逃してしまった」というケースも珍しくありません。
また、排尿時の違和感や分泌物の変化などがあっても、「疲れているだけ」「一時的な炎症だろう」と自己判断してしまうことも、受診が遅れる理由のひとつです。
放置せず相談することが大切な理由
性感染症は、早期に発見し治療すれば、重い合併症を防げるものが多くあります。一方で、治療を受けずに放置すると、炎症が体の奥へ広がったり、将来的な健康に影響を及ぼしたりする可能性があります。
また、自覚症状が乏しいまま経過すると、パートナーへ感染を広げてしまうリスクもあります。
こうした点からも、「少し気になる」という段階で相談することが重要です。
泌尿器科で相談できる主な症状・不安
泌尿器科では、以下のような相談を日常的に受けています。
排尿時の痛みや違和感が続いている
軽い症状でも、感染症が背景にあることがあります。症状の経過を丁寧に確認します。
性器や周囲の皮膚に変化がある
発疹、しこり、潰瘍などは、見た目だけでは判断が難しいため、医師の診察が重要です。
パートナーが性感染症と診断された
症状がなくても、検査を受けることで安心につながります。
特に症状はないが不安がある
「検査を受けたことがない」「心当たりがある」といった理由での相談も問題ありません。
これらは、決して珍しい受診理由ではありません。
泌尿器科で行う性感染症の検査
性感染症の検査は、症状や状況に応じて選択されます。泌尿器科では、できるだけ負担の少ない方法で検査を行います。
一般的に行われる検査には、以下のようなものがあります。
尿検査
男性のクラミジアや淋菌などの検査に用いられます。短時間で実施できます。
血液検査
梅毒やHIVなどの診断に使用されます。過去の感染状況も含めて評価します。
分泌物や皮膚の検査
症状がある部位から検体を採取し、原因を調べます。
どの検査が必要かは、問診と診察をもとに判断されます。「すべて調べなければいけない」というわけではありません。
受診から検査・説明までの流れ
初めて受診される方でも不安なく相談できるよう、泌尿器科での一般的な流れをご紹介します。
まず、受付後に現在の症状や不安点についてお話を伺います。診察では、必要最小限の確認を行い、状況に応じて検査を提案します。
検査内容や目的については、その都度説明しますので、不明点があれば遠慮なく質問してください。
検査結果は後日お伝えし、治療が必要な場合は、治療方法や注意点について詳しく説明します。
「恥ずかしい」「行きづらい」と感じる方へ
性感染症の相談に対して、「恥ずかしい」「怒られそう」と感じる方もいらっしゃいます。しかし、泌尿器科はこうした相談を日常的に扱う診療科です。
医師やスタッフは、患者さんを責めたり、価値判断をしたりすることはありません。安心して相談できる場として医療機関を利用してほしいと考えています。
当院での対応について
中目黒ブロッサムクリニックでは、プライバシーに十分配慮しながら、性感染症の検査・相談を行っています。
症状がはっきりしない場合でも、丁寧にお話を伺い、必要な対応をご提案します。
「今すぐ治療が必要なのか知りたい」
「検査だけ受けておきたい」
こうした相談も含めて対応しています。
まとめ・早めの相談が安心につながります
性感染症は、誰にでも起こりうる身近な感染症です。特別な状況でなくても、不安を感じた時点で相談することに意味があります。
検査や診察は、思っているほど大がかりなものではありません。早めに確認することで、安心して日常生活を送ることができます。
迷ったときは、一度泌尿器科へ相談してみてください。
重要ポイントまとめ
- 性感染症は誰でもかかる可能性がある
- 初期症状が軽く、気づきにくいことが多い
- 放置すると合併症や感染拡大のリスクがある
- 泌尿器科では症状や不安に応じた検査が可能
- 尿検査や血液検査など、負担の少ない方法がある
- 「不安なだけ」の相談でも受診して問題ない


